マルマルモリモリで一世を風靡した芦田愛菜さん。
実は子役の時から本が大好きで、年間100冊読むほどの読書好きなんだそうです。
今回はそんな芦田愛菜さんの本好きについて迫ります。
芦田愛菜の本のおすすめは?
芦田愛菜さんは児童書、図鑑、ミステリー、海外文学、古典文学など様々なジャンルの本を読んでいます。
その中で芦田さんのおすすめの本を紹介します!
『花火の図鑑』泉谷玄作

『花火の図鑑』は花火の仕組みや花火玉の中身を解説した本です。
様々な生物や道具に対して「この中はどうなっているんだろう?」と興味を持つことが多いという芦田さん。
花火玉の中身が知りたくなった芦田さんは、本書を読んで花火を美しく見せるために職人がどのような工夫をしているかを感じれたとのことです。
『変身』カフカ

『カフカ』はある日、大きな「毒虫」に変身した男の人に対して、最初は心配していた家族も次第に冷淡になっていく様子が描かれている本です。
芦田さんはカフカを読んで、「形や外見が変わったら、それまでのように大切に思えなくなるのだろうか」とショックを受けたそうです。
人を外見で判断せず、ちゃんと中身を見て正しい判断をしていきたいと教訓を得たといいます。
『ツナグ』辻村深月

『ツナグ』は登場人物が、使者「ツナグ」を通じて死んだ人と一度だけ再会し、生きているときに伝えられなかった思いを伝えるというストーリーで、5つの短編から構成されています。
芦田さんは読み始めたら止まらない一冊として挙げていて、特に感銘を受けたのが亡くなった親友と再会した女子高生の物語。
双方の気持ちを考えてとても切なくなり、「時間は巻き戻せないからこそ、後悔しないために、毎日前向きな気持ちを失わないでいたい」と感じたそうです。
芦田愛菜が本を好きになったきっかけは?
芦田さんが本を好きになったきっかけは両親の影響が大きいようです。
父親が読書家で小さい頃から読み聞かせをしてもらっていたという芦田さん。
デビューした6歳のときには、楽屋や移動中の新幹線の中でもずっと本を読んでいたそうです。
本が身近にある環境だったんですね。
小学校低学年のときには年間300冊もの本を読破。母親から「ちゃんと読んでるの?」と疑われることもあったそうです。
芦田愛菜が好きな作家は?
芦田さんが好きな作家の一人として挙げているのは辻村深月さんです。
辻村深月さんは若者の気持ちを繊細に表現しているミステリー作家さんで、実体験を元にしたストーリーも描いている作家さんです。
芦田さんが2019年に出版した書籍『まなの本棚』の中で辻村さんと対談しており、そのときの感想を次のように述べています。
「お会いできて本当に私は幸せだなと思いました。私の中では辻村さんは神様みたいな存在なので、会っちゃいけないような気がして、本当にお会いできたことが夢のようで、今でも信じられないです。いろんなお話を聞かせてもらいましたし、私は終始、にやけていました」
引用元:ENCOUNT
最初に読んだ辻村さんの作品は『ツナグ』で、本当にこんな作家さんいるんだと思ったそうで、そこから好きすぎて人に教えたくなかったそうです。
芦田さんは辻村さんの作品について、登場人物のみんな一人ひとりが息をしていて自分の意思がある。作者に操られてる感じがしないところが大好きだと話しています。